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新車の初回車検について、費用や内容を解説

ここでは、普段何気なく口にしている『車検』についてご案内します。

一口で「車検」と言っても種類があります。

 

1つ目は、新車が工場から出来上がって初めて受ける「新規検査」があります。

これに受かって、初めて「車検証」と「ナンバープレート」が貰えます。

また「ナンバープレートを返納している中古車」が、再度ナンバーを貰う際も「新規検査」を受けます。

この場合は「中古新規」と呼ばれています。

 

2つ目は、「継続検査」です。

これが皆さんが「車検」と呼んでいる物です。

免許証の更新と同じで、車検有効期間を更新する検査です。

ディーラーなどの民間車検場では※「新規検査(中古新規)」と「継続検査」を民間委託されています。

※中古新規であって車検証の同一の車輌のみ。

 

3つ目は、「構造等変更検査」です。

車検の中で一番厄介なのでこの構造変更です。

使用過程中の自動車で改造を行った際に行います。

改造と言ってもマフラー交換したとか、タイヤ大きくしたとかの改造では無く、車輌寸法や重量が一定以上変わった場合やエンジン、乗員数など、主に車検証に記載されている「諸元変更」や「指定部品以外に変更」がある場合に行います。

例えばトラック荷台を鉄板張りにして「車輌重量が変わった時」に行います。

またハイエースやジムニーなどで、「リーフスプリング(指定部品外)」で車高を変えた場合がこれに該当します。

そしてこの検査は、「管轄の陸運局」でしか受けられません!!

車検証の諸元を書き換える事が出来るのは、その車を「登録した陸運局」だけですので要注意!

またこの検査になると車検の有効期間は、「検査した日」から2年又は1年の有効期間が発生します。

今回は新車から乗り続けて初めて受ける継続検査、「初回車検」についてご案内します。

 

新車の車検はいつ?

乗用車は新車から3年後、「自家用」貨物自動車などは新車2年後となります。

※事業登録車(緑や黒ナンバー)や大型特殊自動車、特殊用途自動車、レンタカーは異なります。

継続検査なら、車検満了日1ヶ月前から検査を受けられます。

車検では何を検査している?

1つめは、車検証に記載されている内容と同一の自動車かの確認をします。 登録ナンバー、車体番号やエンジン型式、車輌寸法など。

2つめは、道路運送車両法に定める「保安基準」に適合しているか検査します。 ライト、ブレーキの性能検査、オイル漏れや排気漏れなど公害が発生していないか。

また文章で書いてある保安基準の合否判定を行う為、「審査事務規程」に沿って検査します。

新車の車検にかかる費用は?

自賠責保険、重量税、検査手数料が必ず掛かります。

上記費用が、「諸費用」と言われ必ず掛かる費用です。

その他に整備費用が掛かります。

整備費用はお店や車輌状態で異なりますので、今回は割愛します。

 

軽自動車の場合

自賠責保険24ヶ月21140円+※重量税本則5000円+検査手数料1400円、合計27540円が必ず掛かります。

※重量税は車種により、初回免税など処置があります。また初回免税処置を受けられるのは車検満了日から起算して15日以内に、「新しい車検証が交付される」軽自動車のみ。

普通自動車の場合

自賠責保険24ヶ月21550円+※重量税(1.5トン)本則15000円+検査手数料、小型車(5ナンバー)1700円、普通車(3ナンバー)1800円 合計38250~38350円。

※重量税は車種により、初回免税や2回目50%減税など処置があります。また初回免税処置などを受けられるのは車検満了日から起算して15日以内に、「新しい車検証が交付される」自動車のみ。

車検を受けられる場所は?

継続検査は、日本全国の陸運局や民間車検場や整備工場などで受けられます。

たとえば北海道ナンバーの車が、沖縄県で車検受けてもオッケー◎

ただし「改造車」は注意が必要です。

冒頭の構造等変更検査で説明した通り車検証諸元に変更があると「改造車」になります。

車検証に記載されている車輌寸法から「長さ3cm」、「幅2cm」、「高さ4cm」を超える改造した場合や、

車輌構造物で指定部品に該当しない部品の変更などがある場合は「管轄の陸運局」で検査を受ける事になります。

※指定部品で簡易的又は固定的取付した場合はこの限りでは無い※

上記のような場合は、「車検証と同一の自動車」ではないので「継続検査」は出来ません。

改造車として「構造等変更検査」になります。

この場合は管轄の陸運局で車検を行う必要があります。

たとえば「大宮ナンバー」なら、「大宮陸運局」で検査を受ける必要があります。

また構造変更検査は「民間車検場」に依頼しても民間車検場自体で更新はできません。

民間車検場は「車検証の諸元に変更がある車輌の検査」は、民間委託されていません。

民間車検場の人が、車を整備して「管轄の陸運局」に持込で検査を受ける必要があります。

まとめ

今回は、初回車検についてご案内しましたが車輌の状態で車検の種類が異なる事があります。

車の改造している場合は、早めに修理工場などで相談された方が無難です。

車検を受けることに変わりはありませんが、内容も違うのでまずは御見積などとってみてはいかがでしょうか?

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